メニエール病

札幌市の早蕨鍼灸は、北海道唯一の「突発性難聴ハリ治療ネットワーク」会員です。メニエール病もネットワークの施術でおこなっています。

 

メニエール病を3つのポイントから見ていきます。

1.メニエール病とは

2.中医鍼灸でみたメニエール病

3.メニエール病いがいのめまいとは


1.メニエール病とは


メニエール病ってなに?

メニエール病は耳の症状をともなうめまいです。おもに回転性のめまいです。

 

耳の症状とは、耳が聞こえにくくなる「難聴」、耳がつまったかんじがある「耳閉感」と耳鳴りなどです。

 

まずは耳鼻科を受診し、命にかかわる脳が原因のめまいではないか鑑別してもらう必要があります。脳に疑いがあるばあいは脳神経科を紹介してくれます。

 

また「耳に関係あるめまい」の中で近年ふえている「良性発作性頭位めまい」は聴力低下を伴わないためメニエール病ではありません。耳鼻科で確認してもらって下さい。


なぜメニエール病になるの?

耳の中にある「内耳」にはリンパ液があり、リンパ液の流れで平衡感覚を感じています。それが「むくむ」と平衡感覚がおかしくなり、メニエール病のめまいになります。

 

メニエール病の原因は睡眠不足、ストレス、過労で「耳の中がむくんでおこる」と考えられていますが、不明点も多い病気です。


メニエール病はなぜ早期治療が必要?

突発性難聴のところでもお伝えしましたが、聴力回復は時間とのたたかいになります。下のグラフは一掌堂治療院の藤井先生が作成されたものです。

発症後3週間以内に施術を開始した場合は、約94%の方が健常化・回復していました。

 

発症後2か月を過ぎてから施術を開始した場合は、健常化・回復は約37%にとどまります。

 

つまり聴力回復には早期施術開始が不可欠になります。


なぜ病院と鍼灸の併用がおすすめなの?

メニエール病の原因の多くは「むくみ」とされています。病院での薬はむくみを解消したり、循環を改善するものになります。ただし薬は「全身のむくみ」をとるものであり、「耳のむくみ」だけをとるものではありません。

 

突発性難聴のところでも申しましたが、鍼灸の長所は「部分」にピンポイントで影響をあたえることもできます。つまり「耳のむくみ」にピンポイントで施術できます。

 

薬で「全身のむくみ」をとり、鍼灸で「耳のむくみ」をよくするので併用がおすすめなのです。