「突発性難聴ハリ治療ネットワーク」は、東京の「一掌堂治療院」藤井徳治先生が立ちあげたネットワークです。
藤井先生ご自身、若いころ突発性難聴を患い、両耳の聴力がありません。闘病の際あらゆる治療を受けましたが、完全に聴力がなくなりました。
それでも回復をあきらめず、鍼灸の資格を取得しまし、突発性難聴やメニエール病、その他の耳の症状でお悩みの方が、全国どこでも安心してハリ治療を受けることができるように、立ち上げたのが「突発性難聴ハリ治療ネットワーク」です。
突発性難聴をはじめその他の耳の症状の回復症例は、現在2976例です。
ネットワークの改善症例は
・突発性難聴
・メニエール病
・急性低音障害型感音難聴
・急性音響外傷・騒音性難聴
・耳管開放症
・耳管狭窄症
・ステロイド依存性感音難聴
・加齢性難聴
・遅発性内リンパ水腫
・外リンパ瘻
・機能性難聴
・ウィルス性難聴
・中耳炎・内耳炎の難聴
・聴神経腫瘍による難聴
・若年発症型両側性感音難聴
・耳硬化症
・難聴の前駆症状(未病)
・難聴の後遺症
・耳鳴り
・めまい
・耳閉感・音がこもる
・響き・音割れ
など多岐にわたります。
以下、表やグラフは一掌堂治療院のホームページからお借りしています。
発症後3週間以内に鍼灸施術を開始した方の健常化が約66%、回復が約28%です。つまり3週間以内に鍼灸施術を開始した約94%の方が健常化・回復しています。
健常化とは元のレベルに戻ることを意味し、回復とは発症時のレベルよりは良くなったが元のレベルには到達しなかったことをあらわします。
3週間を超えると、健常化が約22%、反対に回復が約53%になります。回復はするけれども、元のレベルに戻るのが難しいことをあらわします。
数は少なくなりますが、すでに病院での治療は終了し、2か月以上経過した方でも、約37%の方が健常化・回復しているという結果が出ています。
2011年以降は毎年200例をこえる回復・健常化症例があります。
「集中漸減療法」とは、藤井先生が病院のステロイドパルス療法にヒントを得て開発した治療法で、1日目は4回、2日目は3回、3日目は2回、4日目は1回のハリ治療を行うものです。
ハリ治療は1日に1回という従来の考え方にとらわれない「集中漸減療法」によって、これまでは治らなかった重症例においても治る例が出てきています。特に遠方からの方、通院回数がかぎられた方などがご希望されています。